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フェルナンド・ソルは私のお気に入りの作曲家だ。小学6年の時に「月光」を初めて聴いた時からである。目についた楽譜、書籍は可能な限り手に入れたはず。生誕200年記念にあたる1978年は凄かった。ジェファリによる伝記、作品全集の登場、ジェファリがソルの伝記を語りながらソルの音楽が聞けたLP、そして肖像のポスター(記憶では1ドルだったかな)の発売。伝記を一晩で読破し、疑問点をジェファリに送ったこと。それが縁での文通、そして研究家マターニャ・オフィーとの交友。頓挫したソル教本日本語版の顛末……。
あれから四半世紀が過ぎ去った。その後、コンピュター業界に就職し、ギターを弾く暇がないほど忙しかった時期、総務部に移り時間がたっぷりあった時期、結婚のためにギターどころではなくなった(?)時期、ギター専門雑誌会社へ転職し仕事という立場でギターに接した時期、いずれの時期においても頭に常駐していたのは、ソルのこと。
伝記的記録はあまりに少ないが、断片的に残るソルの情熱を見つければ見つけるほど、彼の人生の全貌が知りたい欲求にかられる。ギター作品はファクシミリ全集、新規浄書による全集の刊行により渇きはかなりいやされたが、それに反比例するかのようにギター作品以外についての興味が増大したのも事実である。
文章でも書き列ねていこうかとも思ったが、あまりに微細になりそうな予感をおぼえ、とりあえず、最近増えているソルのギター作品以外の楽譜、録音を紹介することにした。
(2004年4月9日 菅原 潤)
※Audioデータは別ページに引っ越しました(08/12/25)
■ソル倶楽部編/ソル・ギター作品全集
2009年の正月が明けたころから、長期入院となってしまった。手術もあったし、特別な治療もあったし、何ヶ月かを病院で過ごした。いろいろ考えた末に、8月上旬、ソルのギター作品全集を製作・公開することを決めた。やっと今日、第1回目の公開として4曲アップできる。考えが変わったり、間違いを発見した場合はバージョンアップする予定。短期間で全作品を掲載したいと考えてはいるが、仕事の合間に趣味として行なうので、どうなりますか…。
(2009年9月29日 菅原 潤)
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