Intervirew with Maria Duo
(Yoko Fujimori & Shinobu Sugawara)
by Sakie Nomoto
インタビュー/マリア・デュオ、ファーストアルバムを語る
2004/12/5、1stアルバム「アヴェ・マリア」リリース
文・写真/野本紗紀恵
2003年3月の結成以来、サロンコンサート・受刑者収容所・老人ホーム・各地でのゲスト出演など、精力的な演奏活動を展開するマリア・デュオ(藤森洋子&菅原しのぶ)。「楽しく死ぬまで一生ギターを奏でて行きたい。生きているこの喜びに感謝、人生に感謝、周りの人たちに感謝して、謙虚に楽しく愛と真心を込めて音楽を奏でていきたい」という理念も、活動を通じた彼女たちの実感そのものであり真実味に溢れている。12月5日、待望のファーストアルバム「アヴェ・マリア」がリリースされたが、そこに込めらた、お2人の女性演奏家としての熱いメッセージを伺った。

藤森洋子(左)、菅原しのぶ(右)
選曲はどのように行なったのですか?
(藤森)1曲目の〈アヴェ・マリア〉は私たちのテーマ曲です。「マリア・デュオ」という名前の由来は「真心・理想・愛」の頭文字なんですが、アヴェマリアという曲はマリア・デュオの名前にちなんでいるし、イメージとしても合っているかなということで、演奏会でも必ず1曲目に演奏しています。
(菅原)最後の〈コーヒールンバ〉はお客さまからのリクエストが一番多い曲なんです。「聴くと元気になる」と喜んでいただいています。演奏会でもいつも最後に弾いています。
(藤森)〈アヴェ・マリア〉のように感謝を祈るような静かな曲と、〈コーヒールンバ〉のように聴く人が元気になれる曲の対比が気に入っています。その2曲を最初と最後に演奏するのが私たちのプログラム基本形なんですね。
(菅原)このシューベルトの〈アヴェ・マリア〉は竹内永和先生がマリア・デュオのために特別に編曲して下さったものです。
(藤森)ほかにも吉田峯男さん、しのぶさんの曲のように、オリジナル曲を入れることにもこだわっています。
(菅原)曲を献呈はいつでも大歓迎です。
(藤森)またギターのCDというと、ギターを弾いている人にしか聴いていただけないことがほとんどですが、今回のCDはギターを知らない人に聴いていただくきっかけとなるように、良く知られた馴染み深い曲を多く選びました。
たしかにジャンルを問わず知っている曲がたくさん入っていますね。ギターの音色も美しいです。
(藤森・菅原)ありがとうございます。

録音風景(2004/9/17東京:カルラホール)
活動方針があるという話ですが、お聞かせいただけますか。
(菅原)私達の信念は「明楽愛感(めいらくあいかん)」という4字熟語に凝縮されます。明るく楽しく愛と感謝を持って。明るく楽しくは基本ですね。音楽は楽しくやりたい。音楽をやらせてもらっている人生に感謝、そして家族の協力にはいつも感謝です。愛は何にでも共通することですね。
(藤森)だからこの言葉は一見簡単そうに見えても、私達にとってはものすごく大切なことなんです。あと健康と練習も大事だから「健練康習」がマリア・デュオの合い言葉です。
(菅原)女性が家事・育児をしながら、さらに年齢を重ねながら好きな活動を続けるというのは本当に大変ことだと最近実感しています。阻止する要因がたくさんあって多くの女性たちはあきらめてしまっています。その中で何かを続けるには家族の協力と自身の情熱、努力が必要です。
(藤森)そう、女性は雑用のかたまりで、言葉にすると小さいことなんですが、それが積み重なると身動きがとれなくなりますね。辞めてしまう理由は山ほどあります。でも私達はあえて、みんなが辞めてしまう年代、ふたり合わせて100歳の時からスタートしました。この行動が世の中の女性たちへのエールになることを願います。どうか好きなことをやめないで欲しい。断ち切らないで欲しい。いつか必ずやれる、そしてやりたいと思った時が適齢期なのですから!

市原刑務所慰問コンサート(リハーサル風景)
先日、マリア・デュオのリサイタル(12/5、りとるかりん、2回公演)を拝見しましたが、トークに歌・踊りと、本当に楽しかったです! ほかにも衣装作りや作曲・編曲など、お2人は様々な才能を発揮されていますね。
(菅原)2人が持っているものを合わせて総合的な舞台を作り上げています。
(藤森)残念ながらCDにはトークや踊りが入っていないんですよね。ぜひ機会がありましたらライブにも来ていただきたいと思います。見て聴いて元気になること間違いなしです。

マリア・デュオ in
福岡
多くの方にCDを聴いて頂いて「元気と勇気」を感じてほしいですね。特に女性は共感する点がたくさんあると思います。今日はありがとうございました。
(2004年12月16日)
※2005年リサイタルは11月18日(金)ルーテル市ヶ谷、その他のライブについてはマリアデュオ・ホームページをご覧ください。
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